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とあるプレイ ①

仄暗い部屋の真ん中に立たされて、後ろから両腕を捕まえられる。


細い指が手首をしっかりと掴んだかと思うと、両の手首を縄で縛られた。

後ろから彼女の体温を感じる。



そのまま縄は胸元を通り、敏感な部分をするりと抜けていく。

ほとんど触れられていないのに、そこは熱を持ったようになってしまう。

しゅるしゅると小気味よい音が続き、彼女の気配が少し遠ざかる。

僕は寂しさを覚える。

そしてまた胸元を縄が通り、彼女の香りに我を忘れて陶酔する。



みしみしとしなる縄の音と、ちいさな吐息。

だらしない、泣き声にも似た喘ぎ声。

そしてときどき耳元で囁かれる命令。

暫くその音だけの時を過ごし、気づくと広いベッドの上にMの字で両足を広げられ、哀れな姿になっていた。



頭の上から彼女が覗き込んでいる。

「なに?そのヨダレ、みっともない」

あまり言葉を発しない彼女のひとことに、下半身は壊れたように垂れ流し始める。

少しつり気味の大きな瞳で微笑んだと思うと、形の整った尻で顔の上に座った。



綺麗な背中と垂れ下がったコルセットの紐。

白い尻に、小さなほくろを見つける。

なんとも言えない興奮を覚え、限界を迎えてしまいそうな下半身を必死で抑える。


両足から伸びた縄を引っ張られると尻がもち上がり、アナルがさらに広がった。

それだけでひくついてしまい、どうしようもなく触ってもらいたくなる。


顔は見えないが彼女はじっとそれを見つめているだろう。

想像するだけで勝手に興奮してしまうので、下半身はさらに我慢ならない状態になっている。


彼女はなにもしようとしてこない。

胸元の縄を弄ったりして、楽しそうに鼻歌なんか歌い始めてしまったりして。



泣きそうになるが、綺麗な尻を濡らしてしまうわけにはいかないのでじっと耐える。

その唸り声を聞いた彼女が、笑い声を漏らしたかと思うと両の乳首をつねりあげた。


食い込む爪の強烈な痛みに、なぜか僕は果ててしまった。

けれども下半身にすっきりした感じがない。

どうやら射精せずにイってしまったようだった。





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[ 2016/05/18 22:05 ] とあるプレイ | TB(-) | CM(0)
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