仄暗い部屋の真ん中に立たされて、後ろから両腕を捕まえられる。
細い指が手首をしっかりと掴んだかと思うと、両の手首を縄で縛られた。
後ろから彼女の体温を感じる。
そのまま縄は胸元を通り、敏感な部分をするりと抜けていく。
ほとんど触れられていないのに、そこは熱を持ったようになってしまう。
しゅるしゅると小気味よい音が続き、彼女の気配が少し遠ざかる。
僕は寂しさを覚える。
そしてまた胸元を縄が通り、彼女の香りに我を忘れて陶酔する。
みしみしとしなる縄の音と、ちいさな吐息。
だらしない、泣き声にも似た喘ぎ声。
そしてときどき耳元で囁かれる命令。
暫くその音だけの時を過ごし、気づくと広いベッドの上にMの字で両足を広げられ、哀れな姿になっていた。
頭の上から彼女が覗き込んでいる。
「なに?そのヨダレ、みっともない」
あまり言葉を発しない彼女のひとことに、下半身は壊れたように垂れ流し始める。
少しつり気味の大きな瞳で微笑んだと思うと、形の整った尻で顔の上に座った。
綺麗な背中と垂れ下がったコルセットの紐。
白い尻に、小さなほくろを見つける。
なんとも言えない興奮を覚え、限界を迎えてしまいそうな下半身を必死で抑える。
両足から伸びた縄を引っ張られると尻がもち上がり、アナルがさらに広がった。
それだけでひくついてしまい、どうしようもなく触ってもらいたくなる。
顔は見えないが彼女はじっとそれを見つめているだろう。
想像するだけで勝手に興奮してしまうので、下半身はさらに我慢ならない状態になっている。
彼女はなにもしようとしてこない。
胸元の縄を弄ったりして、楽しそうに鼻歌なんか歌い始めてしまったりして。
泣きそうになるが、綺麗な尻を濡らしてしまうわけにはいかないのでじっと耐える。
その唸り声を聞いた彼女が、笑い声を漏らしたかと思うと両の乳首をつねりあげた。
食い込む爪の強烈な痛みに、なぜか僕は果ててしまった。
けれども下半身にすっきりした感じがない。
どうやら射精せずにイってしまったようだった。
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